ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレイディみかこ

【過去日記】2021年9月15日
ネットや知人の評判もよく、書店でも何度か手にとってみたが、なぜか購入にいたらなかった。
最近、Kindle Unlimitedの契約をしたらたまたまリストに入っていたので早速ダウンロード。
中学生の「ぼく」と日本人の作者「母ちゃん」とアイルランド人の「配偶者」。
それぞれの立場からみたイギリスの貧困や差別などが書かれている。
「ぼく」は思ったことを「母ちゃん」に話し、尋ねる。
「母ちゃん」は誠実に答える。
判断は「ぼく」に任せる。
お父さんともちゃんと会話しているが、それは「母ちゃん」の話ではないのであまりでてこない。
この”付かず離れず、お互いに依存しすぎない”、というとてもうらやましい親子関係が、つい「ああ、この人達が自分の親だったら」と思ってしまった。(自分がそうなりたいとかは思わないのがミソ)
この少年が成長したらどんな大人になるんだろうと、思いを馳せていたら、どうやら2巻がでるらしい。
そのプロモーションも兼ねてのKindle Unlimitedエントリーだったのだろう。
このシリーズは手元に置いておきたいので、早速購入。
この本を読んでいて、イギリスの貧困を扱った映画を思い出した。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」
タイトルだけみると幸せいっぱいだが、薬物依存のストリート・ミュージシャンが食うや食わずの状態で公的機関に助けられ…という底辺生活から猫のおかげで這い上がれるという内容。
普段はアメリカ映画ばかりみているので、イギリスでも人種を問わず、「貧困」が蔓延している地域があるのねという新たな認識を得ることができた作品。

